2010年11月29日
ありがとう水門
先日開催した「ありがとう水門セレモニー〜これまでの水門、これからの水門〜」ですが、いろいろな人から様々なご意見を頂きありがとうございました。皆さんの、基肄城そして水門に対しての想い、思い出が詰まった場所である事が再確認でき、あらためて「開催して良かった」と思っています。ただ残念な事に、まだまだ改修工事についてご存知ではない方もかなりいらっしゃるようです。お知り合いの方には是非是非知らせてください。
26日の西日本新聞、佐賀新聞にて、「水門石垣改修工事について」と今回の「ありがとう水門セレモニー」の件が掲載されました。
西日本新聞↓
佐賀新聞↓
現在、工事の調査のため、石垣部分の草などが取り除かれた状態になっています。木の根の浸食により石垣部分がかなり壊れかけているのが分かります。
26日の西日本新聞、佐賀新聞にて、「水門石垣改修工事について」と今回の「ありがとう水門セレモニー」の件が掲載されました。
西日本新聞↓

佐賀新聞↓

現在、工事の調査のため、石垣部分の草などが取り除かれた状態になっています。木の根の浸食により石垣部分がかなり壊れかけているのが分かります。

2010年11月28日
きびっとの植樹祭
基山の荒廃森林問題や里山保全、環境問題に取り組む「NPO法人 きびっとの杜」にて、本日植樹祭が行われました。

減反や農家の高齢化に伴い耕作放棄地となっていた田畑には孟宗竹が浸食し、手がつけられない状態になっていた土地をなんとか有効に活用しようと、孟宗竹を伐採した後には、これまでにも、桜、樫、椎、クヌギ、もみじなど約5千本が植樹され、季節ごとにその景観を楽しむ事ができる。今回は新たにツツジ、椿、もみじなどが約50名の参加者の手により植樹された。
参加者の中には、カブスカウトをはじめ、多くの子どもたちの姿が目立った事は印象的だった。
開催前には、「樹木のCO2処理機能」についてのお話があり、その中ではちょっとしたクイズが・・・
Q.人間1人が1日に排出するCO2(二酸化炭素)を分解するには何本くらいの木(樹齢30年くらいの杉の木)が必要か?
1.10本くらい
2.20本くらい
3.30本以上
皆さん、ご存知ですか?(答えは下のほう)
知らなかった私には驚きの答えでした。いろいろと考えてしまいました。
基山は、五十猛神(イソタケル)が日本で初めて植林をした「植林発祥の地」でもあります。自然環境については特に考えていかなければいけないでしょうね。山や木々がどれだけ大事なもので地球上に住む生命に欠かせないものか。最近でもロシアのほうでは違法な森林伐採などが原因で野生の虎が絶滅の危機にあるとか・・・。
話がそれてしまいましたが、今回植樹するにあたって、子どもたちには「今回植える木たちの親になって、たまには子どもたちの成長を見に来てください」と、声がかけられた。この一言が、子どもたちが普通に山で遊び、自然と触れ合い、将来は自然環境について考えるきっかけになるとありがたいですね。


植樹祭ビフォー、アフターです。
ちなみにこの辺の土地、少し前まで孟宗竹が浸食していて竹やぶ化していたところなんですよ。

クイズの答え:2番、20本くらいでした。
減反や農家の高齢化に伴い耕作放棄地となっていた田畑には孟宗竹が浸食し、手がつけられない状態になっていた土地をなんとか有効に活用しようと、孟宗竹を伐採した後には、これまでにも、桜、樫、椎、クヌギ、もみじなど約5千本が植樹され、季節ごとにその景観を楽しむ事ができる。今回は新たにツツジ、椿、もみじなどが約50名の参加者の手により植樹された。
参加者の中には、カブスカウトをはじめ、多くの子どもたちの姿が目立った事は印象的だった。
開催前には、「樹木のCO2処理機能」についてのお話があり、その中ではちょっとしたクイズが・・・
Q.人間1人が1日に排出するCO2(二酸化炭素)を分解するには何本くらいの木(樹齢30年くらいの杉の木)が必要か?
1.10本くらい
2.20本くらい
3.30本以上
皆さん、ご存知ですか?(答えは下のほう)
知らなかった私には驚きの答えでした。いろいろと考えてしまいました。
基山は、五十猛神(イソタケル)が日本で初めて植林をした「植林発祥の地」でもあります。自然環境については特に考えていかなければいけないでしょうね。山や木々がどれだけ大事なもので地球上に住む生命に欠かせないものか。最近でもロシアのほうでは違法な森林伐採などが原因で野生の虎が絶滅の危機にあるとか・・・。
話がそれてしまいましたが、今回植樹するにあたって、子どもたちには「今回植える木たちの親になって、たまには子どもたちの成長を見に来てください」と、声がかけられた。この一言が、子どもたちが普通に山で遊び、自然と触れ合い、将来は自然環境について考えるきっかけになるとありがたいですね。

植樹祭ビフォー、アフターです。
ちなみにこの辺の土地、少し前まで孟宗竹が浸食していて竹やぶ化していたところなんですよ。
クイズの答え:2番、20本くらいでした。
2010年11月11日
ありがとう!水門!!
10月下旬からの企画開始から、今日の開催までわずか2週間足らずで進めてきた、ありがとう水門セレモニー「これまでの水門、これからの水門」も大盛況の中、無事終了しました。
開催日が平日の午前中ということや、PRが遅すぎるということもあり、50名も集まって頂ければ御の字だろうと予想していましたが、なんとそれを上回る80名弱の参加者の方々が・・・。感謝感謝です。それよりもやはり皆さんの基肄城や水門に対する想いの強さに感動しました。
まずは教育委員会の担当者の方による出前講座

基肄城が築城されるきっかけとなる白村江の戦いから〜当時の日本、北部九州の状況〜その中での基肄城、そして水門の役割までを分かりやすく説明して頂きました。
子どもたちの真剣な表情が印象的でした。
続いて、ころころ保育園の園児さん+地元6区の区長さん+有志の方々による劇「水門ってな〜に?」
いつものように水門に遊びにきた子どもたちに歴史を語る住吉宮の神様
神様の回想シーンの中では・・・
唐と新羅の兵士が手を組み羅唐同盟(連合軍)が結ばれる場面から始まり
その連合軍と百済との戦
負けた百済は対策を練ります。
その結果、倭国(日本)に助けを求める事にします。
承諾した倭国は戦いののろしを上げます。
唐・新羅連合軍との戦(白村江の戦い)へ

負けた倭・百済連合軍は倭国へ・・・
唐・新羅連合軍が攻めてくることを恐れた天智天皇は亡命してきた百済の憶礼福留(おくらいふくる)と四比福夫(しひふくふ)に基肄城の築城を命じ、国民とともに建築にとりかかり

城を造り終えると回想シーンは終了し、神様から、「ここ、水門は当時のままです。ころころ保育園のみんなが遊んでくれたり、丸林の方々にはいつもお掃除をしてもらって、作られた頃のままを保つことができました。本当にありがとうございました。でも、石垣がすこ〜し壊れてきたので、今から修理をします。修理が終わったらまた遊びにきてくださいね」
劇が終わり、次に基山町議員・文教厚生常任委員である片山 一儀さんより挨拶。
基肄城・水門が丸林地区はじめ多くの人たちで守られてきたこと、基山町民の誇りであること。そしてこれからもみんなの力で守っていかなければいけないということと、天智天皇がお詠まれになった詩を熱唱して頂きました。

最後には参加者全員でありがとうの気持ちをしゃぼん玉にして飛ばしました。
虹色に輝き、飛んでは消えていくしゃぼん玉。
その中にはたくさんの夢と希望がこめられ、その瞬間の時が刻まれています。
時代時代を見つめてきた水門。
これまで、この水門に関わってきたすべての人々に感謝しながら、
この瞬間に立ち会えた事に感謝しながらしゃぼん玉を飛ばします!!

セレモニー終了後には、“今の水門”を改めて写真に収める人たちがいたり、
私のほうにも「良い企画をやってもらってよかった」「工事される事自体知らなかったから、今日ここに来て良かった」「世間が殺伐としている中、心に潤いが生まれた」などあたたかい言葉を頂き、「このセレモニーをやって良かった」と実感する事ができました。
最後に、短期間での企画、ましてや単なる個人のわがままのような考えを「それはやるべきだ!」と理解して頂き、一緒になって行動してくれた多くの人たちに感謝します。
石垣の改修工事のため今日の午後より調査が行われ、中旬くらいから工事が始まっていくと聞いています。着工まであまり期間はありませんが、1300年以上守られてきた水門の石垣は新しく生まれ変わります。元の姿のままの水門石垣をご覧になりたい方は是非、お早めに水門跡までお越し下さい。
開催日が平日の午前中ということや、PRが遅すぎるということもあり、50名も集まって頂ければ御の字だろうと予想していましたが、なんとそれを上回る80名弱の参加者の方々が・・・。感謝感謝です。それよりもやはり皆さんの基肄城や水門に対する想いの強さに感動しました。
まずは教育委員会の担当者の方による出前講座
基肄城が築城されるきっかけとなる白村江の戦いから〜当時の日本、北部九州の状況〜その中での基肄城、そして水門の役割までを分かりやすく説明して頂きました。
子どもたちの真剣な表情が印象的でした。
続いて、ころころ保育園の園児さん+地元6区の区長さん+有志の方々による劇「水門ってな〜に?」
いつものように水門に遊びにきた子どもたちに歴史を語る住吉宮の神様
神様の回想シーンの中では・・・
唐と新羅の兵士が手を組み羅唐同盟(連合軍)が結ばれる場面から始まり
その連合軍と百済との戦
負けた百済は対策を練ります。
その結果、倭国(日本)に助けを求める事にします。
承諾した倭国は戦いののろしを上げます。
唐・新羅連合軍との戦(白村江の戦い)へ
負けた倭・百済連合軍は倭国へ・・・
唐・新羅連合軍が攻めてくることを恐れた天智天皇は亡命してきた百済の憶礼福留(おくらいふくる)と四比福夫(しひふくふ)に基肄城の築城を命じ、国民とともに建築にとりかかり
城を造り終えると回想シーンは終了し、神様から、「ここ、水門は当時のままです。ころころ保育園のみんなが遊んでくれたり、丸林の方々にはいつもお掃除をしてもらって、作られた頃のままを保つことができました。本当にありがとうございました。でも、石垣がすこ〜し壊れてきたので、今から修理をします。修理が終わったらまた遊びにきてくださいね」
劇が終わり、次に基山町議員・文教厚生常任委員である片山 一儀さんより挨拶。
基肄城・水門が丸林地区はじめ多くの人たちで守られてきたこと、基山町民の誇りであること。そしてこれからもみんなの力で守っていかなければいけないということと、天智天皇がお詠まれになった詩を熱唱して頂きました。
最後には参加者全員でありがとうの気持ちをしゃぼん玉にして飛ばしました。
虹色に輝き、飛んでは消えていくしゃぼん玉。
その中にはたくさんの夢と希望がこめられ、その瞬間の時が刻まれています。
時代時代を見つめてきた水門。
これまで、この水門に関わってきたすべての人々に感謝しながら、
この瞬間に立ち会えた事に感謝しながらしゃぼん玉を飛ばします!!
セレモニー終了後には、“今の水門”を改めて写真に収める人たちがいたり、
私のほうにも「良い企画をやってもらってよかった」「工事される事自体知らなかったから、今日ここに来て良かった」「世間が殺伐としている中、心に潤いが生まれた」などあたたかい言葉を頂き、「このセレモニーをやって良かった」と実感する事ができました。
最後に、短期間での企画、ましてや単なる個人のわがままのような考えを「それはやるべきだ!」と理解して頂き、一緒になって行動してくれた多くの人たちに感謝します。
石垣の改修工事のため今日の午後より調査が行われ、中旬くらいから工事が始まっていくと聞いています。着工まであまり期間はありませんが、1300年以上守られてきた水門の石垣は新しく生まれ変わります。元の姿のままの水門石垣をご覧になりたい方は是非、お早めに水門跡までお越し下さい。
2010年11月09日
「これまでの水門、これからの水門」
明日11月10日(水)基肄城の南の玄関口、水門跡にて、ありがとう水門セレモニー「これまでの水門、これからの水門」を行います。

665年に基肄城が整備されこれまでの間、その南の門、水門跡としては現状(オリジナル)で保存されており、その景観は基山町民だけにとどまらず、県内外にも数多くのファン、そしてこの水門を誇りに思ってきた人たちがいます。
11月中旬から基肄城跡水門石垣保存修理工事が行われます。これは現状の水門石垣部分の約5割の石垣を一度解体し、また復元するという大掛かりな工事になるようです。 しかし工事は決まっているものの今の時点では、この取り組みついての情報、発信が十分とはいえず、住民の認識、意識にかけるものだと思われ、このまま進められていけば、住民が知らないうちに工事着工、気づいたときには復元されていたという声も少なからずあるのではないかと思います。
そこで、これまで誇りに思わせてくれた水門石垣に感謝してありがとう水門セレモニー「これまでの水門、これからの水門」の開催することになりました。
セレモニーでは、教育委員会担当者による出前講座「基肄城、水門の役割。これからの工事予定」や、地域の区長さん、組合長さん+ころころ保育園園児さんたちによる劇「水門ってな〜に?」などを予定しています。
是非、お越し下さい。

665年に基肄城が整備されこれまでの間、その南の門、水門跡としては現状(オリジナル)で保存されており、その景観は基山町民だけにとどまらず、県内外にも数多くのファン、そしてこの水門を誇りに思ってきた人たちがいます。
11月中旬から基肄城跡水門石垣保存修理工事が行われます。これは現状の水門石垣部分の約5割の石垣を一度解体し、また復元するという大掛かりな工事になるようです。 しかし工事は決まっているものの今の時点では、この取り組みついての情報、発信が十分とはいえず、住民の認識、意識にかけるものだと思われ、このまま進められていけば、住民が知らないうちに工事着工、気づいたときには復元されていたという声も少なからずあるのではないかと思います。
そこで、これまで誇りに思わせてくれた水門石垣に感謝してありがとう水門セレモニー「これまでの水門、これからの水門」の開催することになりました。
セレモニーでは、教育委員会担当者による出前講座「基肄城、水門の役割。これからの工事予定」や、地域の区長さん、組合長さん+ころころ保育園園児さんたちによる劇「水門ってな〜に?」などを予定しています。
是非、お越し下さい。