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Posted by さがファンブログ事務局  at 

2010年12月18日

基山の元気

ころころ保育園の子どもたちによるお芝居「ころころ劇場」にお邪魔しました。






各(年齢)組ごとに考えた劇が披露されました。
だんごむし組(0~1歳児)うたって おどって はらへった
みみず組(1~2歳児)かくれんぼするもの このゆびとまれ
でんでんむし組(2~3歳児)いっぽんみちてくてく
かえる組(3~4歳児)そらにかえれたおひさま
かまきり組(4~5歳児)かえるのいえさがし
かぶとむし組(5~6歳児)たつのこたろう



ただのお遊戯会・・・?
って全く違うんです。やっぱりこの保育園は、違います。

何が違うって?
自分たちで考えるんです。

何を?
すべて。芝居の構成、配役、台詞、衣装。そのすべてを子どもたち自らが考え、練習し作り上げていくんです。
もちろん司会進行なども子どもたち。途中言葉に詰まりながらも、自分たちで考えた言葉を自分たちで伝え、進行する。その徹底ぶりはすばらしい。
衣装作りにしても、「その役はどんなイメージなのか」、そのイメージのためには、どんな形、どんな素材のものを使うか?を話し合い、ミシン縫いも子どもたちでやるらしく、とにかく驚きです。



客席右側のほうにいた私には、驚き、感動は舞台袖にもありました。
シーン転換時、ある役の子が衣装チェンジのために舞台袖へ・・・。そこでは衣装チェンジをみんなで手伝う姿があり、舞台に向かおうとするその子の肩を2回パン、パン(行ってこい、頑張ってこい)と言わんばかりの光景が・・・。泣けるでしょう?裏ストーリーだけでなく、裏の裏までストーリーがある。

↓ここの子たち、客席ではずっと正座(オン、オフがきっちりしています)



子どもたちにこれだけの自由を与えるためには、保育士さんたちの並々ならぬ努力、苦労があると思います。これが実現できるのも目的、コンセプト(1.仲間とともに 伸びようとするちから 2.自分の意のままに動く体 3.創り出そうとする頭)が明確で、しっかりと共有されている証かなと思うとともに、その考えを尊重し理解してくださる保護者の方々のおかげだと感じました。そしていつも基山に元気をくれてありがとう。




先日、とある保育園のお遊戯会のビデオを拝見させて頂きました。華やかな衣装をまとった子どもたちが踊っていてショー的要素はふんだんに盛り込まれていました。それで良いと言えば良いんでしょけど、ヤラされ感が強いのか?踊らない子はまったく踊らない様子が目立ち、「個性」とか「自発性」は?と疑問点が残り、保護者だけが盛り上がっている感じで、ペットでも見ているかのような、工場で大量生産される人形を見ているかのような、なんか怖い印象を受けました。  


Posted by アーキー  at 23:36Comments(2)活動日記